院長紹介
■プロフィール |
和田絹代
1973年静岡生まれ、お茶とみかんと富士山に見守られて育つ。
東京農工大学卒業後、メーカーに技術開発職として勤務。
東洋医学に興味を持ち、行岡鍼灸専門学校に進学。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格取得後、
大阪の鍼灸マッサージ院、鍼灸接骨院に勤務。
2009年、尼崎にて「絹鍼灸院」を開院。
■鍼灸師を志すまで、そしてこれから。 |
学生時代に大きな病気になりました。
入院し、長期間多量の薬を服用しました。
病状は落ち着いたものの、
治療のために飲んだ薬の強い副作用に苦しみ、手術も必要になりました。
そのため、今でも薬があまり好きではありません。
副作用の症状が出ると、今度はそれを抑える薬。
副作用の予防のための薬。
毎食後に飲まなくてはならない
手のひらの上のたくさんの錠剤に強い違和感を抱いていました。
病気の勢いは薬で抑えられました。
が、その後の慢性的な体調の悪さを解消する薬には出会えませんでした。
薬をできるだけ使わないで、体調を整える方法がないだろうか?
と思い、興味を持ったのが東洋医学・鍼灸です。
東洋医学の考え方にあわせると自分の体質・体調が
ぴたりと説明できることが面白く、
何よりも、自分が鍼灸治療を受けて、
どんどん身体の調子がととのい、楽になっていくことを実感しました。
「東洋医学は病ではなく人を診る」と言われますが
検査結果や症状の出ている場所だけでなく、
体質・体調・全身を診て治療方針を考えていきます。
同じ病気や症状でも、患者さんごとに違う治療方針になります。
東洋医学の治療は完全オーダーメイドなのです。
もっと東洋医学・鍼灸を深く学びたいし、
たくさんの人に良さを実感してほしい。
そう思って鍼灸師を仕事にしました。
鍼灸師として鍼灸接骨院に勤務している時、
こっそりと「男の先生には言いにくくて…」と
女性ならではのからだの悩みを相談されることがありました。
初診で来た年配のご婦人に、
「男の先生に肌を見せるのはねぇ。女の人でよかったわぁ。」
と言われることもありました。
もっと気兼ねなく、体調の事を相談してほしい。
もっと気軽に、鍼灸治療を受けてほしい。
そう思って「女性のための鍼灸院」を作りました。
これからも、女性が気軽に体調の事を相談できる、
そんな鍼灸院でいられるように
東洋医学の研鑽を積んでいきたいと思っています。